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学生フォーミュラは自動車技術を通じて、学生に仮想企業を運営させ、
授業や机上の理論では得ることのできない実践的な知識を身に付けさせることを目的とし、
アメリカ自動車技術協会(Society of Automotive Engineers)主催で行われる
モノづくりコンペとして1981年より始まりました。 1981年より始まったこのイベントは、2005年で24回目を迎えます。 毎年、世界各地からの参加大学数は増加し、現在その数は参加大学は 200大学を越えるまでになりました。 現在では、アメリカ以外にも、イギリス、オーストラリア、日本でも大会が開かれ、 世界中を巻き込んだイベントにまで発展しています。 |
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学生が自ら実際にものに接し、モノを創っていくことによって、技術の理解を深め、実践的な能力を養い、
より高いレベルに意欲的に取り組んでいく。 ものづくりの本質やそのプロセスを学ぶとともにチーム活動や ものづくりの厳しさ、面白さ、喜びを実感できる、そんな環境づくりを通じて、創造性に満ちた技術者の育成 を目指されたものです。 |
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学生フォーミュラは厳しく定めたレギュレーションによって車輌の製作やチーム運営を行います。 このレギュレーションは設計の自由度を高くすることにより学生の発想の余地を十分に残しつつ、 レーシングカーの開発という観点から安全性等については非常に厳しく定められています。 例えば、車輌については、 「アマチュアレーサーを対象とした販売可能なレーシングカーを作る」 ことが至上命題で、その製品であるレーシングカーは、加速性、ブレーキ性、操縦性に富んだものであること、 乗りやすく、安全で一般に流通している部品を使用している、整備性が良いことなどが製品として 一般に要求されるような要素をクリアしているかどうかも審査の対象になってきます。 |
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更に、それらを数値的にクリアしなければならないハードルも存在します。
その1つが技術的な面と共に、 −車輌は $25,000以下で、4台/日の生産が可能であること といった実際の企業側に対して課せられた経済的な条件も含まれています。 つまり、生産に必要なコストを低く抑えることで製品としての競争力をあげることが必要とされるのです。 コストを抑えるに、手に入りやすいコストのかからない素材を使用し、 加工やマシンの組み上げに時間のかからないマシンをデザインすることが求められます。 |
| 学生フォーミュラは、学生によりレーシングカーの企画・設計・製作、それに伴うチーム運営が行われ、 プロの技術者はもちろん、大学教職員等もデザイン等に力を貸すことが禁じられています。 また、大きく改良されていない同じマシンで複数年の大会に臨むことは禁止され、 毎年新たなチャレンジと創意工夫を盛り込んだマシンを開発することが求められます。 学生フォーミュラは、学生に実践的な学習の場を提供し、新たな人材の発掘方法としてアメリカでは 広く認知されています。日本でもアメリカにおいて学生フォーミュラが果たしている 産学協同プログラムの役割を実現するものと期待されています。 |
| 静的審査 | |
| プレゼンテーション | |
| 設計審査 | |
| コスト審査 |
| 動的審査 | |
| 加速性能試験 | 75点 |
| 操縦安定性試験 | 50点 |
| 1Kmテクニカルコースのタイムアタック | 150点 |
| 燃費性能試験 | 50点 |
| 1km×22週の耐久トラック イベント | 350点 |
以上、合計1000点満点で獲得点数の多いところが優勝となります。静的試験において車両を商品として評価し、動的試験において競技車両の運動性能の評価を行います。
プレゼンテーション (75点) 設計審査 (150点) コスト分析 (100点)
プレゼンテーションのコンセプトは、製造会社の役員にプレゼンテーションするチームの能力を評価することです。役員にチームの設計の優れているところを確信させることです。車両の品質に関係なく、プレゼンテーションの内容・構成・ビジュアル資料・発表・質問にきちんとこたえているかで採点されます。
設計イベントでは、工学を車両の設計に導入した努力と、その工学が市場とマッチしているかを評価されます。チームは車両の資料をコンペ形式で発表し、審査員からチームの工学に対する理解度とクルマの分析レベルについての質疑応答(例えば、応力レベル、フレームの剛性、重量配分、サスペンション曲線、ロールセンター、設計トレードオフの理論について)に答え、それにより採点されます。
1台の車両の製造コストと、製作コストを正確に計上するイベントです。車両製作能力だけではなく、製造者としてのマネージメント能力が問われます。当然安くコストを計上出来たチームが高得点を貰えます。事前に提出したコストレポートと、目視検査、大会では任意の2つのパーツに対するコンセプトを問われ、その内容を100点満点で評価されます。
加速性能試験 (75点) 操縦安定性試験 (50点) オートクロスイベント (150点) 燃費性能試験 (50点) 耐久イベント (350点)
平らな直線路での車両の加速を評価します。75mの直線区間のタイムで競います。スタートラインの30cm前方からスタートし、スタートラインを越えたらスタート。2ヒート制でドライバー1人つき2本まで走行することができ、2人までで合計4本走ることが出来ます。
平坦路での定常旋回中の車両のコーナリング能力を測定します。直径15.25m、中心間距離18.25mの2つの円が8の字型になっており、円1周のタイムを計測する。コース幅は3m。パイロンを倒したり、突き当たる度に0.25秒加算されます。加速試験と同様2ヒート制でドライバー1人につき2本、合計4本まで走ることが可能です。
他車の邪魔のないタイトなコースで車両の操縦性とハンドリングの質を評価するもので、ブレーキ性能及びコーナリング性能を結合して評価します。平均速度約40〜48km/hの直線、連続ターン、最小半径9mのヘアピン、スラロームなどの連続したタイトなコースになっています。コース距離は約0.805km。また、オートクロスイベントは耐久イベントの予選を兼ねており、上位のチームから順に燃費性能試験、耐久試験を走行することができます。
車両の燃費は下記の耐久イベントと同時に測定されます。燃費は車両がいかに競技用にチューニングされたかを示すものです。しかし燃費性能と耐久イベントの評価は同時に行われるので、車両の走行性能と燃費性能の妥協のイベントといえます。
合計22kmの耐久レース競技です。11kmでドライバーを1度交代する1ヒート制の競技です。平均時速は48〜57km/h、トップスピードは約105km/hになるコースを走行します。耐久レース競技の形を取っていますが、車両の耐久性能試験の意味を持っています。オートクロスイベントの成績の上位から順番にスタートします。故障、エンスト、スローダウンは直ちに競技を終了させなければなりません。このイベント中に消費した燃料から燃費が計算され加点されます。